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吉田富三賞
 


第26回 平成29年
高橋 隆
(たかはし たかし)

〇生年月日: 1954(昭和29)年12月30日

〇出身地: 三重県桑名市

〇現職: 名古屋大学大学院医学系研究科分子腫瘍学分野・教授
            愛知県がんセンター・副総長(兼務)
〇プロフィール
1979(昭和54)年 名古屋大学医学部医学科卒業
1979(昭和54)年〜1984(昭和59)年   臨床研修(外科)
1984(昭和59)年〜1988(昭和63)年
  名古屋大学医学部・胸部外科(第二外科)・非常勤医員
愛知県がんセンター研究所・免疫学部・研修生
1988(昭和63)年    医学博士(名古屋大学)
1988(昭和63)年〜1990(平成2)年
  米国国立癌研究所・NCI-Navy MOB・博士研究員
1990(平成2)年〜1995(平成7)年
  愛知県がんセンター研究所・化学療法部・主任研究員/室長
1995(平成7)年〜2004(平成16)年
  同研究所・分子腫瘍学部(超微形態学部)・部長
2004(平成16)年〜   名古屋大学大学院医学系研究科・分子腫瘍学分野・教授
2012(平成24)年〜 同・附属神経疾患・腫瘍分子医学研究センター・センター長
2017(平成27)年〜 愛知県がんセンター・副総長(兼務)

〇専門分野: 分子腫瘍学(難治癌とくに肺癌の分子病因・病態解析)

〇所属学会
日本癌学会評議員(1998年〜)、理事(2013年〜)
日本肺癌学会評議員

〇主な受賞
1993(平成5)年          日本癌学会奨励賞
2017(平成29)年         第26回吉田富三賞

〇受賞タイトル: ヒト肺がんの発生機序に関わる分子機構の解明
 

〇受賞理由
高橋隆博士は、ヒト肺がんの発生機序の解明を目指した研究に一貫して取り組み、p53遺伝子や1et-7マイクロRNAなどの高頻度の異常や、肺腺がんのリネジ生存がん遺伝子としてのTTF-1とその標的遺伝子ROR1の重要性を世界に先駆けて報告し、これら分子機能の解明と臨床病態形成における重要性を明らかにした。博士が多岐に亘り展開してきた新規性と独自性に富んだ研究は、肺がんの分子病因の解明に大きく貢献した。