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吉田富三賞
 


第27回 平成30年
宮園 浩平

(みやぞの こうへい)
〇生年月日 1956(昭和31)年9月15日 

〇出身地 佐賀県
 

〇現職  東京大学大学院医学系研究科 分子病理学分野 教授

      東京大学大学院医学系研究科 研究科長・医学部長 

〇プロフィール
1981(昭和56)年3月 東京大学医学部医学科卒業
1981(昭和56)年6月 東京大学医学部附属病院内科研修医
1983(昭和58)年6月 東京大学医学部第三内科入局
1985(昭和60)年4月 スウェーデンウプサラ大学医化学講座 客員研究員
1986(昭和61)年5月 スウェーデンウプサラ大学 ルードヴィヒ(Ludwig)癌研究所 研究員
1988(昭和63)年7月 東京大学医学部第三内科文部教官助手
1990(平成02)年2月 スウェーデンウプサラ大学 ルードヴィヒ癌研究所 研究員
1993(平成05)年7月 スウェーデンウプサラ大学 ルードヴィヒ癌研究所 主任研究員
1995(平成07)年4月 財団法人癌研究会癌研究所生化学部 部長
2000(平成12)年8月 東京大学大学院医学系研究科分子病理学分野教授
2011(平成23)年4月 京大学大学院医学系研究科 研究科長・医学部長
 

〇専門分野 腫瘍生物学


〇主な学会活動
2001(平成13)年〜2004(平成16)年 UICC(国際対がん連合)日本委員会フェローシップ委員
2015(平成27)年〜2017(平成29)年 日本癌学会理事長


〇主な受賞
2018(平成30)年 第27回吉田富三賞
 

〇受賞タイトル
TGF-βファミリーのシグナル伝達とがんの浸潤・転移に関する研究


〇受賞理由
宮園浩平博士は、がんの浸潤や進展に密接に関与するサイトカインであるTGF-βとそのファミリーの因子のシグナル伝達機構を中心に先駆的な業績をあげた。宮園博士はTGF-βによる上皮―間葉転換(EMT)誘導の分子機構をがん遺伝子Rasとの関連を中心に明らかにし、さらに最新のイメージング技術などを用いてTGF-βによる上皮―間葉転換ががんの浸潤や転移に重要な役割を果たすことを明らかにした。