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第30回　令和 3年 中村　卓郎  （なかむら　たくろう） 〇生年月日：　１９５６（昭和３１）年９月２４日　 〇出身地：　北海道札幌市  〇現職：　公益財団法人がん研究会がん研究所　副所長 〇プロフィール １９８１（昭和５６）年３月    東京医科歯科大学医学部卒業 １９８５（昭和６０）年３月    東京医科歯科大学大学院医学研究科修了 　　　　　　　　　　　　　　　　 （医学博士、病理学専攻、指導者：春日孟教授） １９８５（昭和６０）年４月    東京医科歯科大学医学部病理学講座助手 １９８７（昭和６２）年４月    虎の門病院病理部医員 １９９０（平成２）年７月      東京大学医学部病理学講座講師 １９９３（平成５）〜１９９７（平成９）年 　　　　　　　　　　　　　　　　　米国国立癌研究所　フレデリック癌・発生研究センター 　　　　　　　　　　　　　　　　　ポスドク（指導者：Neal G. Copeland博士） １９９７（平成９）年２月〜１９９９（平成１１）年８月 　　　　　　　　　　　　　　　　　科学技術振興事業団さきがけ研究21　「遺伝と変化領域」研究員 １９９９（平成１１）年９月〜　財団法人癌研究会癌研究所発がん研究部部長 ２０１２（平成２４）年４月〜　公益財団法人がん研究会がん研究所　副所長   〇専門分野：　分子腫瘍学 〇主な受賞 １９９２（平成　４）年        日本病理学会学術研究賞 １９９７（平成　９）年        日本病理学会学術研究賞 ２０１２（平成２４）年        日本病理学賞 ２０２１（令和３）年           第３０回吉田富三賞 〇受賞タイトル：　白血病・肉腫原因遺伝子の同定とモデル化による発がん機構の解明 〇受賞理由 中村卓郎博士は、白血病や骨軟部肉腫の研究において数多くの原因遺伝子を同定した。その発がんにおける本質的な機能を明らかにするために、先進的でユニークな動物モデルを開発し、新たな治療法の道を開いた。