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吉田富三賞
 


第16回 平成19年
高橋 利忠
(たかはし としただ)
略歴
1941年(昭和16年)2月8日愛知県名古屋市の生まれ
1965年名古屋大学医学部卒業
1966年名古屋大学大学院医学研究科(日比野進教授)入学
1968年米国スローンケタリング癌研究所に留学(Dr.Lloyd j. Old) 1971年に帰国
1973年医学研究科を修了し、医学博士を取得
1973年再度米国スローンケタリング癌研究所に留学し研究員となる
1978年に帰国し、愛知県がんセンター研究所病理学第二部室長(西塚泰章部長)となる
1982年に生物学部長、1985年に免疫学部長、1990年に研究所副所長、2001年に研究所長となる
2005年に愛知県がんセンター総長となり、2006年に定年退職、同年総長(非常勤)となる
2007年(財)愛知県健康づくり振興事業団・あいち健康の森・健康化学総合センター長となり、現在に至る
40年余にわたり一貫して腫瘍免疫の研究を続けており、主な業績を要約すると、
 (1)マウスMM抗原を標的にしたがん抗体療法モデルの研究
 (2)マウスTL抗原を標的にしたがんワクチン療法モデルの研究
 (3)ヒトメラノーマ等の腫瘍細胞表面抗原の血清学的解析
 (4)白血病等ヒト腫瘍に対するモノクロナール抗体の作成と自家骨髄移植療法への応用
 (5)新規ヒトマイナー移植抗原の同定と骨髄移植後再発白血病奨励に対する免疫療法への応用 等である
 日本理事学会の理事を二期6年、基盤的癌免疫研究会の会長を4年務めており、本邦の腫瘍免疫学研究の推進に貢献した。
受賞歴
2006年第59回中日文化賞(中日新聞社)受賞