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吉田富三賞
 


第12回 平成15年
大木操
(おおき みさお)
略歴
昭和15年6月1日 埼玉県生まれ。
昭和39年3月 東京教育大学理学部卒業。
昭和44年3月 大阪大学大学院博士課程修了・理学博士。
昭和45年4月 国立がんセンター研究所生物学部・研究員。
昭和51年11月〜昭和53年8月 米国カリフォルニア大学バークレイ校・客員研究員
昭和63年4月 埼玉県立がんセンター研究所・血清ウイルス部・部長。
平成5年4月 国立がんセンター研究所・放射線研究部・部長。
平成12年4月 国立がんセンター研究所・腫瘍ゲノム解析・情報研究部・部長、疾病ゲノムセンター長(併任)。
 平成14年4月 国立がんセンター研究所・客員研究員、ゲノム構造・ 解析プロジェクト・プロジェクトリーダー。

御業績
ヒト21番、11番染色体のNotI制限酵素地図を作製した。これらの地図を基に急性骨髄性白血病でもっとも頻度が高く世界中で注目されていたt(8;21)転座の解析を行い、原因となっているAML1遺伝子と融合遺伝子AML1-MTG8 (ETO)を発見した。その後、白血病の原因となっている数々の染色体転座の解析を行ない、転座由来の融合遺伝子を明らかにし、白血病の治療や診断に大きく貢献した。

受賞歴
平成5年 高松宮妃癌研究基金学術賞。